アルタイル*キミと見上げた空【完】


すごっ・・・・なにこれ、てかここどこ?


目の前に広がるのは、屋上庭園?


けど、全然「屋上」っぽくないし。


普通にきれいな公園。


「汐、ちょっとここにすわってみ?」


「うん」


ベンチに腰掛けると、凱はどこかに走っていってしまった。


しばらくして・・・



「わっ」


屋上を照らしているライトがぱっと消えたかと思うと・・・・



「うわ~~~・・・・きれ~~」


目の前に広がるのは、ちかいちかい星空。


すごい・・・。


「・・・綺麗だろ?ここが俺のお気に入りの場所」


「うん・・・・」


どう言葉を返していいのかわからないくらい、その美しさに圧倒されていた。


星空に吸い込まれそう、って言う言葉。


きっとこういうときに使うんだろうな。