息を切らせて、丘を目指すと。。。 誰か人が立っているのが見えた。 同時に、鼓動がドキドキとその速さを加速していく。 凱っ!? ハァハァ・・・・。 丘を登りきった私の目の前にいたのは・・・・ 「監督・・・・」 監督は驚いた表情を見せて、眉をしかめた。 「汐くん?」 「あの・・・・凱は、凱はどこですか?」 「凱なら、もう帰ったけど?今さっきだよ」 「はぁはぁ・・・・そう、ですか・・・・・」 ・・・・会えなかった。 これが、私達の運命なんだとしたら・・・・もうあきらめるしかないの?