凱!
会わなきゃ。
会ってありがとう、って。守ってくれたんだよね、って言わなきゃ。
そして、ごめんね、って。気がつかなくてごめんね、って。
昔も今も凱の本当の気持ちに気付くのが遅くてごめんね、って。
会って、
伝えなきゃいけない。
「汐……?大丈夫?」
修ちゃん…。
ひどいことをした私にも変わらず優しくしてくれる。
「修ちゃん…ごめんね……ごめん…」
「もういい、って言ったろ?」
こんな時に、どれだけ私が修ちゃんを傷つけてるか気付くなんて。
しかも、それが凱への気持ちを確認して気づいたことなんて。
最悪すぎる……。
だから…もう……。

