アルタイル*キミと見上げた空【完】


「修ちゃん・・・・」


立ち止まった私の背中を、誰にも気づかれないようにぽんと叩いてその横を通り過ぎるのは、凱。


もう、それだけで泣きたくなるのに。


でも・・・・ここで泣くわけにはいかない。


昨日あった事は事実だし、私が・・・・決めた事だし。