アルタイル*キミと見上げた空【完】


その時・・・



お店の中の別のグループの女の子達の歓声が上がった。



「お~~~!!久しぶり~~!!」



振り向いた雄太くんの先には、入り口から顔を出した、凱。



きょろきょろした視線に、目が合いそうになって、とっさに下にうつむいた。



なんか・・・顔があわせられない。



あんな話聞いた後だし。



わかってるよ。



昔の事だって。


過去の事なんだって。



でも、やっぱりその思い出が私の胸を揺さぶり始めるんだ。



初恋のリミットって、いつなんだろう。



そんなの・・・私には存在するのかな。