凱が・・・私を守ってくれたってこと? あんなにそっけなかったのも? 「・・・・てか、もうひとつ付け加えると、あいつがバスケ始めたのだって、汐ちゃんの影響だって、俺はふんでるんだけどね」 え? 「汐ちゃん、絶対気づいてないと思うから言うけど、あのさ・・・」 そういって雄太くんはぽりぽりと鼻の頭をかいた。 「汐ちゃん結構人気あったんだぜ?」 「へ?」 「あ~~!!雄太。絶対気づいてないから、この子」 エッコが私の頭の髪の毛をくしゃくしゃとかき回して呆れるように言う。