「あの時さ〜、凱のこと気に入ってる女の子がいてさ…」
「あー、私も覚えてる。なんか男子に人気あった子だよね〜」
私も・・・覚えてる。
小学生の高学年の頃に、ずっと凱の隣にいた女の子。
長い髪の毛がふわふわしてて、小さいお人形のような可愛い女の子だった。
背が伸び始めた私にとってはそんな女の子がうらやましくてしょうがなかった。
「おとなしそうで可愛かったよね〜」
そういうエッコに雄太くんはグラスに入ったジュースを飲んで続けた。
「それがさ〜、そうでもなかったんだ・・・・・結構さ、裏の顔?あったみたいでさ。要はあの頃のいじめっ子?みたいな?それで・・・・凱と仲良かった汐ちゃんがいじめの対象になりかけてたんだ」
え・・・?
「じゃぁ、もしかして…?」
エッコの言葉に雄太くんは「そゆこと」
と頷いてから、私を見つめた。

