アルタイル*キミと見上げた空【完】


「う、ううん。そんなこと、ないと思う。絶対・・・・ないと思う」



「気づいてないの、汐だけだよね〜〜」



エッコの言葉に、その場にいた子達がうんうん、と頭振っちゃってるし・



「いや、だって・・・・私、はっきり言われてるから」



あの教室で聞いた言葉。


そうだよ。


「私に全然興味がない、って・・・」


「あ〜〜・・・それってもしかしてミニバス入るか入らないかの時じゃない?」


雄太くんがくしゃっと笑って続けたのは、


あの時の真実。