アルタイル*キミと見上げた空【完】


肩をすくめる私を、エッコは少し不思議そうな顔をして見つめた。



え?



「てかさ・・・・汐、凱くんと幼なじみだったじゃん。連絡とかあったでしょ?」



ん?



ううん。



首を振ってみた私に、意外そうな顔をしたエッコが意外な言葉を続けた。



「あれ・・・・凱くん、時々あっちの近況なんかを知らせてくれてたんだよ?ね~~、雄太」



え?



雄太、と呼ばれた背の高い男の子がエッコに呼ばれて私達のテーブルに座った。



そういえば・・・面影がある。


確か・・・・・・凱と仲の良かった男の子。



凱は・・・ちゃんと連絡を取ってたんだ・・・・・・。


私は・・・全然知らなかった・・・・・・。