修ちゃんの大きな手のひらにちょこんと乗っかるその箱を彼の手がそっと開ける。 震えてる彼の手が。 感動と一緒に胸の中に飛び込んでくる。 そして、月の光を浴びてキラッと瞬くリング。 「結婚しよう。汐」 「修ちゃん・・・・・・・」 それは星が見えないくらい、月が輝いてた夜だった。