瞬間、修ちゃんにひっぱられた私の体は、砂に足をとられてよろけた。 そして、抱かれる肩。 修ちゃん、みんなの…前。 驚いて見上げる私の目の前で修ちゃんはまっすぐな目をして言ったんだ。 「・・・こいつは絶対ダメだし」 「は?」 意味がわからない、というふうに口を開けたタイチさんは、すぐに目を丸くして私と修ちゃんの顔を見比べてる。 「お前…修也、もしかして?噂の彼女、って……?」