振り返ると、タイチさんの腕を掴んだ・・・・・・・ 「修・・・・・」 修ちゃん、といいかけて急いで言葉をのみこんだ。 「さわんな」 修ちゃん、目が笑ってないんですけど…。 けど。ほろ酔いのタイチさんは構わず言葉を続けた。 「なんだよ、修也。クラブのマネージャーに手を出すな、ってか?…なら、いいじゃん。俺が次のコーチなんだし」 え? えぇ〜!? タイチさんがコーチ? ……なんか、妙に心配なんですけど。 だって、軽すぎない?