アルタイル*キミと見上げた空【完】


「だからさ、買出し!頼むよ、汐」


「は?」


「テーピングと、あとドリンクも多めに買ってきて」


「え、この前買ったばかりじゃ・・・」


そんな私の言う言葉は素通り。

凛は目をキラキラさせて残りのお皿をしまいながら言うんだ。


「昨日、凱くん、バッシュがあわない、って言ってたし、一緒に案内してあげてよ」


「ね?お願い。練習は午後からだし、ね?汐。この通り!!」



は、ははは。


もうどうにでもして。