アルタイル*キミと見上げた空【完】


と、その時、部屋の扉が開いて、凜の顔がぴょんと出た。


「コーチ今部屋に一人だって!汐ちゃん、チャーンス!」


「は?……行かないって!」


そんな私を凜はニヤッと笑って見た。


「サオリさんは酔っ払って寝ちゃったし…」