「探してたんだよ。もしかして、倒れてるんじゃないか、って」 「え?あ・・・ごめん。花火を拾いに・・・」 凛は大きくため息をついて、周りを少し見渡して他に誰もいないことを確認してから、 「修也さん、すごい心配して、あっちこっち探してたんだよ?」 胸がズキンと痛んだ。 けど・・・・・・ 凛に抱きつかれたままのわたしが見たのは、 リビングで修ちゃんがサオリさんに抱きつかれてるとこ、だった。 驚くほど間が悪いよ。