だけど、 再び空を見て自分の髪の毛をくしゃくしゃと掻いた凱を見て、 私は一緒に空を見上げながらくすっと笑いが出た。 小さい頃から、変わんない。 それは凱の照れ隠し、のしるしなんだよね。 「凱、ありがと」 「おぉ・・・」 私達はそうやってあの夜と同じように空を眺めていた。