振り返るとそこには入学式とは違って、すごくお坊ちゃまって格好をした尚が手を振っていた。 「尚っっ!!」 あたしは尚に導かれるように走った。 でも。尚が目の前に見えたその時… クラってなって倒れた。……と思う・・・。 気がついた時にはベットで寝てたから…。 すごく綺麗で広くてホントにお城みたいな部屋だった。 部屋の中にはあたし以外誰もいなかった。 起きようと思ったら部屋のドアが開いて尚が入ってきた。