★NとS☆


振り返るとそこには入学式とは違って、すごくお坊ちゃまって格好をした尚が手を振っていた。


「尚っっ!!」

あたしは尚に導かれるように走った。


でも。尚が目の前に見えたその時…

クラってなって倒れた。……と思う・・・。



気がついた時にはベットで寝てたから…。


すごく綺麗で広くてホントにお城みたいな部屋だった。


部屋の中にはあたし以外誰もいなかった。


起きようと思ったら部屋のドアが開いて尚が入ってきた。