えっ… みんな怜の事そんな風に思ってたの? 「そーそー」 「怜、最近どうざいらぁ」 「ってかきもくね?」 「思うー!」 「自分人気者とか思ってたら大間違えなんだよっ」 次々と怜へのやじが飛ぶ。 この声の大きさなら窓にいる怜にも聞こえているだろう。 あたしは 唯一、その話に加われずに1人黙っていた。