私の家族は母と子一人の小家族。


父は私が1歳の頃に他界。


父の顔を知らぬまま今まで母と生きてきた。


だから二人は親友のような感じで、話さなくても態度でわかる。

私は全て今日起きたこと、タカへの不満を泣きながら母にぶつけた。
『まぁ女ならその感情は当たり前だけど、タカ君の気持ちもわからないこともないなぁ。』


ルカ「なんでタカの見方するの?傷ついたのは私なのに。」


『ママは、るかだけが傷ついたようには見えないなぁ。るかが傷ついてる分タカ君も傷ついてるよ。きっと。』

ルカ「なんで?」


『さぁそれはお二人さんの問題だからじっくり考えてごらん。』


ルカ「…うん。」