それは…『猫』と呼ぶこと。

私の名前は橋屋ルカ。

下の名前で呼んで欲しいのに友達だったころから未だに猫と呼ばれている。

私は頑張って澤原隆弥をタカって言えるようになったのに…。

ルカ「ねえタカ。」

タカ「なに?」

今、私とタカは行きつけの人気のない喫茶店に来ている。

マスターも常連となった私たちの好みがわかるようになり、注文しなくても欲しいものを持ってきてくれる。

そんな中、私は不満をタカにぶつけてみることにした。

ルカ「タカさ。なんで私を『ルカ』ではなくて『猫』で呼ぶの?」