「悠ちゃん!!!来てちょうだい」


この声は施設の母親。沙良さんだ



『はいはい』





俺は大広間に行った





ドアを開けた瞬間




-------パーン-------



クラッカーが鳴り響いた





壁にかけられてたたれ掛けには





【悠ちゃん!今までありがとう】




って書いてあった





『何がしたいの????』





「悠ちゃん…今言うね……アンタはあしたから…



  松下財閥の………



 養子になって!!!」





『はぁ??なんで俺が…』






「私が、悠ちゃんを売ったのよ…ごめんね…」