<機関電信>
機関電信通信網を利用した音声通話機器を主にさす。西欧では十九世紀より実用されていたと言うが定かではない。
その技術供与を英国より更に北に位置するある地方より受けていたというのも、おそらくは噂であろう。
最近の若者の間では、携帯機関電信をケータイと略す風潮がある。

<機関電信通信網>
外来語でネットワークとも表される、現在最大の通信網。
大気を満たすエーテルの振動を介して、ほぼ時間差のないデジタルな通信を行うことができる。
エーテル通信理論自体は新しいものではないが、実用に達したのは二十世紀後半である。


引用:機関電信の発展 序文 著:沖津陽次