"私死ぬの
だけどお前も……"





瞼が重くなって閉じる瞬間

その待ち受けが、変わったような気がした。







"0"






黒沢君なら、この数字を何というだろう。



考えてみたけど、浮かんでくるのは彼の笑顔だけで



あとはもう、何も浮かんではこなかった。



【END】