君と僕が出会った日は
青空が透き通ったように
晴れ晴れとしていて
桜が舞い散る入学式だったね。

君は覚えてる?
僕と出会った日のことを―

「きゃはははっ!」

前方からは
ギャル集団。

ドンッ!!

「いってーな」

ギャル集団の
リーダーらしき
黒い奴が俺を睨む。

「わり」

俺はそれだけ言って
教室へと足を運んだ。