君は

僕の持たないものを

すべて持つ

僕の持てる

すべてをつぎこんでも

君の足元にも

及ばない

君の身体

だが 忘れるな

僕の中にも

君よりも

固い 固い

核がある

赤々と燃えあがる

マグマがあるのだ

決して忘れるな

君のからだ

ボクの身体

駆け巡る

同じ紅い

血流は

赤血球と白血球から

出来ている

そして

夜のとばりの中では

うずまく欲望の妄想に

溺れるだろう


君とボクは何が違う



違いはしない

違いはしない



君は神に愛され

僕は神に見放されたもの

だが 忘れるな

必ずや必ずや

君は僕になる




永遠の時間のらせん

君はいつか僕になる