そんな事を話してるとシンヤさんが来た。
シンヤさん。優しそうな顔。今はそれくらいしか分からへん。
『シンヤさん、かのんアイス食べたいらしいっすよ』
カズさんが急に言い出した。
あたしそんな事なんも言ってへんやん!
目で訴えてみた。
『よっしゃ。アイス選びに行こか。何が食べたいん?』
『ん〜と・・・・・えっと・・・・じゃ、じゃあイチゴの・・・』
と言いながら財布を取り出す。別に今、食べたくないんやけど・・・・・。
『俺が買ったるから、かのん財布なおし。』
『あ、ありがとございます』
『かのん、うまいか?』
イチゴが大好きだから、やっぱめちゃくちゃおいしかった。
『はい!めっちゃおいしいです!』

