「…本当かよ?」
もし、もし
この村の言い伝えが本当ならあたし達は生前も愛し合っていたって事?
この村の言い伝えが本当なら
あたし達は…堂々と隠れず恋愛できるって事?
「本当だよ!この村に来て良かったな!やっぱりお前は愛し合う運命なんだよ」
そうお兄ちゃんは悠生さんに肩をバシバシ叩かれている。
ウソ……。
突然の出来事で混乱するけど…
嬉しいとか
夢みたいとか
そんな上辺だけの言葉にできない程…
あたしは幸せを感じていた。
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