「「は?」」
あたしとお兄ちゃんの声がかぶった。
「だーかーら、お前らが兄妹だって事、最初から言えよなーって言ってんの!」
「意味わかんねぇだけど」
悠生さんはニヤリと笑うと足を組み腕も頭の後ろで組んだ。
「まさか、お前ら…ふたごだったりしねぇか?」
「てか、質問に質問で答えんなよ」
「じゃー妹さんに聞くからいい。なっもしかして、ふたごさん?」
お兄ちゃんを見上げると呆れたような顔をしている。
いっ言っていいのかな?あ!
こう言えばいいかも…。
「だっ!だったらどうします?」
「ぷ!」
お兄ちゃんの真似をして言った言葉に悠生さんは吹き出している。
「双子なんだぁ~へぇ~」

