悠生さんが一口お茶を含んでから見を乗り出して声を潜めた。


「てかマジで…お前ら兄妹だったりする?」




「だったらどうする?」



お兄ちゃんの挑発的な発言に悠生さんは少し眉を寄せた。


「この子が、お兄ちゃんって言いかけただろ?だから、まさかなぁ~って思ってたけど、マジかよ」



「だから、兄妹だったらなんなんだよ。追い出すか?それとも警察にでもつき渡すか?」


悠生さんはあたし達を見つめたまま「はぁ~」と溜め息をついた。



「だったら、最初から言えよな。相談くらい乗ってやんのに!」