禁忌恋愛~兄×妹~

しばらくして悠生さんがお茶とお菓子を持って帰って来た。


「手続き終わったぞー、ほらこれ食え」


「ありがとうございます」

お菓子を1つ口に入れるとほんのり甘くてすごく美味しい。


「美味しいね。おにいー」

ば!と口を塞がれる。


「海。ほら、口からこぼれるぜ」


あ、今あたし、"お兄ちゃん"って呼びそうになっちゃった…。


お兄ちゃんにコクコク頷いて手を離してもらう。

悠生さんに目をやると、気にもとめていないようで、お菓子をボリボリ食べていた。


こういう些細な事から気をつけなきゃいけないんだ……。


バレたらー


即、家に連れ戻される。