「じゃあ役所でゆっくり話でも聞こうか!」 悠生さんはそう言うと「ほらほらみんな、もーおひらきだぜー」と手を叩いた。 「これからよろしくね」 「若い夫婦じゃの」 みんな温かい声を掛けてくれてそれぞれの帰る場所へと帰っていった。 悠生さんと3人になる。 「じゃ、行きますか」 「よろしくお願いします」 あたし達は悠生さんに続いて歩き始めた。