「私の指は、煙草を摘んでる時が何より輝くのよ」 真知子はタケルにキスをする。 そうしてまた、体を重ねる。 二人の関係に愛なんてない。体から始まったこの関係。今更変わらない。 真知子は次第に真っ白になっていく意識の元で思った。