-君に愛してると言いたい-

腹ごしらえが済んでから、
ユウタのたってのリクエストで
金魚すくいに行った。

「僕、これやらないと縁日に来た気がしないんだよね。あ、おじさん、ポイは和紙だよね?」

ユウタが袖を捲って輝く赤い金魚を見つめているのをみると、
胸が引き裂けるような
そんな痛みがした。

この横顔をずっと見ていられるのだろうか?

鼻の奥がツンとした。