「真知子、起きたんだ。」 子猫のような柔らかいくせ毛が頬をくすぐる。 「まだ、日記書いてないから」 「日記ね、古風だね。」 タケルは真知子のボーイフレンド。 柔らかな金の髪がくすぐる、 温かな体温を感じる。 真知子は『癒し』を求めて彼をさ迷う。