-君に愛してると言いたい-

その日から真知子は彼を「ユウタ」と呼び、
毎日の登下校を共にした。

彼は見た目通りの真面目一辺倒で、
真知子はたびたびユウタに噛みついたが
別れることは、なかった。

ユウタは真知子への愛情表現を
怠らなかったし、
真知子も素直にそれを受け入れていたから。
ユウタの愛は、まるで夏の花火か何かのように
激しく、熱く、そしてとても眩しかった。

真知子は花火を受け入れる。

でも、真知子は嬉しい反面でこう思うのだ。


恋とは、体内で花火を作ること
それなら私はまだ恋を知らない

と。