「真知子ちゃんね。 東京に行くってこと以外は、私もよく知らないの。 はい、お茶をどうぞ」 応接室に通され、目の前に羊羹と熱い緑茶を出された。 「あなた、タケルくん?」 眼鏡の奥でにこやかに細くなる目。 「そうですけど」