私は薬物依存症の女

私は仕事を探した

そして博多の中洲川端で働き始めた

最初は慣れない化粧、髪型、ドレスに戸惑ったけど すぐに慣れた

17歳だった私は お客からも可愛がられ ノルマも順調にクリアし、仕事も起動に乗りはじめた

そして家に帰ると彼が待っていた

彼は父親と喧嘩して、とっくに仕事を辞めていた

「ただいま」

「めぐみ おかえり」

私は給料袋をそのまま彼に渡した

「ありがとう」
「俺には めぐみしかいない」
「愛してる」

その言葉だけが私の救いだった

でも また幸せな日は そう続かなかった