ほうかご・・・?

残らないもん!!

~放課後~

「美波~~~大丈夫だった?」

『うん・。』

(放課後のこれよ)

やっぱり残ったほうがいいのかな・・・

『美穂・。ちょっとさき帰っててくれる?』

「いいよ!!また明日」

~校庭裏~

「マジ来たんだ」

『何のよう?』

「何のよう?だって!!分かってるくせに」

『分かんないから言ってんのよ!!』

「生意気」

チュ

『ん~・・。や・ん~』

「今のなんていうか知ってるよな?」

『知らない』

「嘘付け!!」

『キス・・・でしょ?』

「Dキス」

『そう・・・。もう帰る』

「あんた、今日から俺様のメイドだよ」

うそ・・。最悪

『ママに言ってないじゃん』

「もうOKもらった」

『メイドになんかならない!!』

「帰るところなんてないくせに」

うぅ~・ひっく・。わ~~~ん

帰るところなんてないのは分かってるよ・・・

でも・。あいつのところになんて行きたくない

ポツポツ

『雨・・だ』

雨だけど帰るところなんてない

ない

ない

『ヘックチュ』

さむ・・・。


「美波~~~」

あいつの声だ・・。にげないと・・

でも足が動かない

「美波!!」

あいつが私を見つけてこっちに向かってきた

ギュ

「ごめんな・・・」

っえ?

「急にメイドになんかしてごめん」

『っえ?』

「俺のメイドやりたくないならやらなくていい・・・。でもうちに一回来い」

『なんで??』

「濡れて帰るきか?」

『ううん』