学校帰りに何時ものヤクザを見かけて

ヤバい…

逃げなきゃ

まぁ、小学生の考える事は大抵事が決まってて

公園の丸い奴に入ってどっかに行くのを待った。


だけど何時になってもヤクザは居なくならない…

どうしよう…

もぅ、

外は真っ暗だし

お腹すいた…

「グスッ…泣くなぁ。」
「誰かいんのか?」

「!」

どうしよう!

見つかった!!!

「嬢ちゃん、何で泣いてんだ…?」

遠くからじゃ解らなかったけど

優しい顔をしたヤクザ

「お腹すいて……」

少し恥ずかしくてうつむくと

ヤクザさんはポケットから飴玉を2、3個くれた

「わりぃ、今これしかねぇんだわ…」

恥ずかしそうに頭をかくヤクザ

「ううん、ありがとう!!」