「ぁ、そろそろ戻るね?」

「ぅん、また火曜にね!!」

「もち、じゃねー♪」
パタン

虚しく
響き渡る
トビラの音

広い部屋は
静まりかえる

あたしは
この瞬間が
空気が嫌いだ。

世界中に
あたしだけ
取り残された
気分になる…


だから
由香チャンが帰った
後は

早々と部屋を出て
ホールに向かう


ホールに行けば
一人じゃないから…