まぁ…

外がすごけりゃ

中も凄いわけでして

キョロキョロしているうちに部屋に着いたらしい

「お前の部屋はココだ。」

目の前には少し古ぼけた感じの大きなドア

古びた感が

ドアさんに似てる……
ドアさん

あたしまだお葬式も挙げてないね。

ゴメンね…

あたしが
あたしが
ドアさんに頼り過ぎだばかりに…

<そんなことないよ…。螢チャンのお陰で毎日がすっごく楽しかったんだ。>

ドアさん!!

<だから…僕の事はもう気にしないで…>

そんな事出来ないよ!!
ドアさんを忘れるだなんてっ

<大丈夫。僕は何時も螢チャンの側にいるから…>

ドアさん!!

ゴメン
ゴメンね…

あたし
あたし強くなるよ!!

ドアさんに心配かけないように

もっと
もっと
強くなるから!!!