病室にもどると柚葉はまた考えた。

なぜ、こんなにドキドキするのだろう?

なぜ、彼が偶然見ただけと言った時、悲しかったのだろう?

柚葉は中庭を見た。もう彼の姿はなかった。

「はぁ、また明日か…。」

「失礼します!柚葉さん!」

…!!

突然の事でびっくりした。

病室の入口に快がたっていた。