その日はいろんな事があった気がした。


自分の病気の事。


快の事。


柚葉はこの時はタケさんの事はまだ知らなかった。


「お!そうだ、柚葉!」


父親は帰る準備をしながら言った。


「快…。今もまだ病院内にいるぞ。」


「えぇ!?なんでぇ!?」



「さあ〜、柚葉と話したいらしいぞ。」


母親は快に対して良い印象がなかったので黙っていた。