「大西と愛ちゃんは二人でまわるでしょー、だからアタシらどうする?」
7人神社の前で輪になって相談中。
「えっ別に大丈夫だよ、ねえ?」
「うん。わざわざオレたちが行きたいとこ行かせてもらってるのに別行動は悪いよ」
「あっ、でも」
あたしがそう言うと、皆一斉にあたしを見た。
焦る…
「でも、二人で行きたかったんでしょ?」
続けて咲子も言う。
「そーだよ。前で二人ラブラブされても困るよ(笑)。だから行っといで」
「そっか。ありがと皆」
そう言うと圭斗くんと愛ちゃんは行ってしまった。
「「「「気を使ってしまった…」」」」
「……。」


