「気に入られてなんかないよ(笑)。ほんとに怖かったんだよ!?咲子に助けてって言ったのに笑われただけだったし」 「ごめんごめん(笑)」 「あたしをいけにえにしようとしたんだ!」 「違うよー。あ、来た」 咲子の視線には楢橋。 「またねっ、頑張って」 「…じゃ」 そう言って皆は自分の席に戻って行った。 するとクラスはまた静かになり、会話は無くなる。