す…き。
好き。



その気持ちは、今は正直わかんない。

なにもかも進むスピードが速いってゆーか…





「ちょっとアタシやっぱり教室戻るわ。いいこと教えたげる。アタシが思うに楢橋もこの屋上にいるはず」




「!?!?」



そう言ってふふ、と笑うと咲子は階段を下りて行った。