あたしは覚悟を決め、楢橋…いや、竜に向かって言った。 「り、りゅう?」 「やっぱいい。」 竜はすぐに首を曲げてあたしの顔から離れる。 なんですか、これ。 「なんか面白い(笑)。…だから竜って呼ぶ」 どんな理由だよ、って思いながらも、口走ってしまった。