「はああ?!?!」 楢橋はドタッと立ち上がり、しゃがみ込んでいたあたしを見下す。 「な訳ねーだろバカ野郎」 なんて言うかと思ったのに、 「……。」 またしゃがみ込んでしまった。 ただでさえ顔が赤いのに、さらに耳を赤くさせて。 最近の楢橋って、なんかおかしい。 素直だ。素直すぎる。 「してるよ。」