「へ?」 あたしは抱えていた頭をあげて、楢橋を見た。 「…?」 向こうもよくわからないみたい。 「…あっ!そう、あたしを呼んでたって咲子から…」 「咲子?」 「あ、野中。 咲子っていうの」 「あああいつ…」 すると楢橋はゴミ置き場を指さして言った。 「ゴミどーやって捨てんの」