二人は申し訳ないけど気まづい…


あたしは近くにあったイスに座った。

山森くんは真っ白なベッドに座る。



「…ひとつ聞いていい?」


「何?」




「本当は楢橋のことどう思ってんの」


なんでいきなりこの話なんだろう、そう思ったけど、

あたしと山森くん二人っきりだと、結局はこの話をする雰囲気になるとわかってて、最初からこう言ってくれたんだと思う。


あたしもそっちの方がいい。
ちゃんと言える。山森くんに。



「好きだよ、ほんとは」